ハゲのトリセツ

毎日たのしーなー。

あーちゃんとピッピ(199日目)

 

これは4歳の姉「あーちゃん」と、1歳の妹「ピッピ」の物語。

 

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はじまり、はじまりーーー。

 

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ピッピはこの春、保育園に通い始めたばかり。ママが大好きで、片時も離れたくありません。

 

でもママはお仕事。保育園は近くに住むおじいちゃんが連れて行ってくれます。あーちゃんと一緒に。

 

3人並んで歩くんだけど、ピッピはいつも泣いています。

 

「ママは? ママは?」

 

ピッピはまだ小さいから、お仕事に出かけるママとバイバイしたのを忘れているんです。

 

おじいちゃんが「ママはお仕事だよ」と言って、泣き止むのを待ってくれますが、ピッピはいっそう激しく泣き出します。

 

 

「まんまー、まぁまー」

 

その時です。あーちゃんがピッピの顔を見て、こう言いました。

 

「ピッピ、ママはね、お仕事に行くんだよ」

 

ピッピはちょっと泣き止んで、鼻をグスグスさせながら、あーちゃんを見つめます。あーちゃんは、そんなピッピの手を取って、話を続けました。

 

「仕事に行ってお金をもらうの。そのお金で、おもちゃやお菓子を買ってくれるんだよ。ママだって、私たちと離れるのが悲しいんだよ。でも我慢してお仕事に行ってるんだよ」

 

あーちゃんが一生懸命に語り掛けたことがすぐ分かったのでしょうか。ピッピはついに泣き止んで、笑顔を見せてくれました。

 

それから4カ月がたちました。

 

5歳と2歳になった二人は今日も手をつないで元気よく登園します。その後ろ姿を見ながら、おじいちゃんは頬を緩めています。

 

おしまい。

 

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読売新聞の読者投稿欄「ぷらざ」を基にしました。投稿主は埼玉の65歳の男性。「おじいちゃん」ですね。なんとも微笑ましい、幼い姉妹の成長を切り取っておられます。

 

子どもって賢いですよねえ。言葉を覚えたり、歩いたりするのが典型ですけど、大人じゃあ真似できないスピードで熟達し、成長していきます。

 

大人になってから母国語以外を学ぼうったって、簡単じゃないもの。

 

ピッピもそう。あーちゃんの言葉に触発され、泣いてちゃダメだって、ちょっとお姉ちゃんになるんです。かわいいなあ。

 

生まれてこの方、泣くことでしか感情を表現できなかった小さな生き物が、言葉を覚えて自分の足で歩いていく。不惑を越えたオッサンは、それだけで涙腺が崩壊してしまいます。

 

あーちゃんも偉い。4歳でよくそこまで大人の事情を理解し、そして言葉にできるなあと感心しちゃいます。「パパはお仕事に行ってお金をもらうの。そのお金でお菓子を買ってくれるの」なんて面と向かって言われたら、感動して泣いちゃうよ。

 

それだけ、こちらも年を取ったということなんでしょう。 

hagenotorisetsu.hatenablog.com

 

ウチの子も1歳になりましたが、まだまだ泣き虫。言葉も分かっていません。ちょっとしか歩けないし。

 

でもね、それでいいと思っています。ちょっとずつ成長してくれれば、それでOK。あんまり早く大人にならなくていいよ。

 

置いていかれたくないしね。もうちょっと、お父さんがいないとイヤな娘でいてほしいな。

 

こちらも娘に嫌がられないお父さんでいないとなあ。可能な限り、ハゲとデブにならないよう頑張ろうと決意しています。

 

ただ、娘よ。それでダメだったとしても、お父さんと呼んでおくれ。

 

さて、ハゲ防止のAGA(薄毛)治療生活は199日目です。

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調子はまあまあ、いいかな。