ハゲのトリセツ

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2500通も手紙を出した男~我が輩は漱石である(112日目)

明治の文豪、夏目漱石筆まめで知られています。「書くのも、もらうのも大好きだ」という方で、確認されているだけで2500通の私信があるそうです。

 

「江戸っ子 漱石先生からの手紙 100年後のきみへ」(渡邉文幸著、理論社、1300円)、「心を癒やす 漱石の手紙」(矢島裕紀彦著、小学館文庫)に詳しいです。


最も古い手紙は1889(明治22)年、学生時代からの親友で俳人正岡子規に充てたもののようです。「大勢で家に押し掛けちゃってゴメンね」的な書きだしの、こめかみに指を当てた漱石先生ではなく、夏目金之助の感じさせるものです。

 

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手紙ほしいよぅ

 

ほかにも、結核に苦しむようになった子規に宛てた励ましの手紙や、留学先のロンドンから日本にいる妻子への気遣いの手紙。後輩たちへの叱咤激励の手紙と、多種多様な内容があります。

 

hagenotorisetsu.hatenablog.com

 

その中でもやはり、芥川龍之介に出した手紙の文面がいいんです。

 

「ただ牛のやうに図々しく進んで行くのが大事です」「牛になる事はどうしても必要です。吾々はとかく馬にはなりたがるが、牛には中々なり切れないです」

 

スピードばかりを求め、次に次に、早くこうしたい、ああなりたいと願う小人にはグサリと響きます。

 

牛になる、かあ。


食っちゃ寝ばかりしているから、体型だけは牛なみだけれども(汗)


そんな漱石先生、薄毛族にもためになる言葉を残しておられます。

 

「世の中は苦にすると何でも苦になる。苦にせぬと大概なことは平気でいられる」

 

おっしゃる通り。ハゲとか薄いとか苦にしているからAGA(薄毛)治療しなきゃとか、食い物に気を付けなきゃとか、シャンプーのやり方とか考えちゃうわけで。

 

ハゲてもいいさ、生物なんだもの、老化は当たり前と思えれは平気でしょう。


でも、普通の人間はそんなに達観できるものじゃなくて。

 

エスカレーター脇の鏡や、エレベーターの背面鏡にハゲが映ったら見たくないし。シャンプーして濡れた髪も見たくないし、見せたくもない。そもそも、そんな自分だと考えたくもないのですよ。

 

だから高いお金を払ってまでAGA治療してるんだもの。

 

黒々としたフサフサ髪で七三分けで描かれることが多い漱石。薄毛になっちゃったとしても「平気でいられる」のでしょうか。

 

漱石作品は素晴らしいと思うし、残した言葉の多くは心に響くものですが、薄毛だけは譲れないなあ。こればっかりは、なった人じゃないと分からないよ。

 

我が国が誇る大文豪にイラついた件でした。


やっぱ、体型以外、「牛」にゃなれないや。

 

AGA治療生活は112日目。本日の後頭部です。


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